日本の象徴である皇族、国民が知っているようで知らないこともありますよね。
国民に親しまれている皇族の方々の、苗字にあたる呼び名や名前の法則が分かります。
日本の皇室は現在の日本国につながる国家が始まって以来、ずっと続いているため天皇や皇族は氏姓および名字を持ちません。
宮家の当主が有する「○○宮」の称号は、宮家の当主個人の称号(宮号)とされており、姓には当たりません。
また海外の王室とも比べてみました。
本記事では皇族の苗字や名前についてお伝えしていきましょう。
是非最後まで読んでいって下さいネ。
・天皇は、氏姓を与える超越的な地位にあったので苗字がない。
・学校では宮号が苗字代わりになっている。
・正式には「陛下」「殿下」と区別がある。
・男子には「仁」、女子には「子」という漢字が使われる。
・ヨーロッパで王侯貴族の姓に当たるものは領地由来が原則。
皇族に苗字がない理由は?
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なぜかというと古代日本において、氏姓、すなわち姓(かばね)名(うじ)は、天皇が臣下へ賜与するものと位置づけられていました。
宮家の当主が有する「○○宮」の称号は、宮家の当主個人の称号(宮号)とされており、姓には当たりません。
天皇陛下の詳しい呼び方やあだ名についてはこちらから詳しく読めます↑
学校での呼び名は?
では皇族の方々が学校や職場でどう呼ばれているのでしょうか。
〇〇宮〇〇さんといった調子です。
例えば、ご結婚されて皇族を離れられ、現在は黒田清子さんといお名前になっておられる、天皇陛下の妹。
皇族におられた時は、学校や職場で”浩宮清子さん”と呼ばれていました。
学校や職場なので、「さま」ではなく「さん」と呼ばれていました。
愛子さまの学校や職場での呼び方
具体的に愛子さまの呼び方についてはこちらの記事を御覧ください!
佳子さまの学校や職場での呼び方
具体的に佳子さまの学校や職場での呼び方については、こちらを御覧ください。
悠仁さまの学校での呼び方
悠仁さまの学校での呼び方については、こちらを御覧ください。
公式文章での苗字や名前の扱いは
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また呼びやすい表現になっても、民間人の苗字にあたる称号(宮号)にお名前で呼ばれます。
伝統ある皇族の位は今も守られているようです。
愛子さまは2024年4月から日本赤十字社で勤務されますが、それよりも以前、2006年から2012年まで勤務されていた”三笠宮瑶子さま”
職場では、”三笠宮瑶子さん”、”瑤子さん”と呼ばれていました。
日本の皇族の名前の由来
天皇陛下のお名前は、徳仁(なるひと)様といいます。皇太子や天皇という呼び方が多くあまり馴染みが無いですよね。
幼少期は浩宮(ひろのみや)と呼ばれ親しまれてきました。
浩宮とは天皇陛下の称号です。称号は天皇の子供にのみ送られる名前で、子供のころの呼び名のようなものです。
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皇太子の子供など嫡流の子供は天皇陛下が最終的に決定し、宮家の子供は父親の一存で決定してよいそうです。
皇族の名前に込められた意味
次は名前に込められた意味です。
そのため人を思いやるよう気持ちをこめて命名されるのかもしれません。
また、後冷泉天皇の頃から親の名前から一字を子が受け継ぐ風習が始まったそうで、代々男子は「仁」、女子には「子」を引き継いでいる可能性が高いです。
他国の王室の名前と苗字の使い方
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- 現在のイギリス王室はウィンザー家と称していますが、イギリス王室には日本の皇族と同様ファミリーネーム(日本人の「姓」に該当)が存在しない。
- フランス王家は現在のご本家はオルレアンであるが、称号はパリ伯爵兼フランス公である。
- スペイン王家は分家でブルボン(ボルボン)を姓としている。
- オーストリア皇帝家はハプスブルク・ロートリンゲン家という複合姓。
他国の王室も、日本同様に一般的な姓が存在していません。
その国柄を表しているようで、興味深いですね。
気になる皇室関連情報についてはこちらからも詳しく読めます↑
まとめ|皇族の苗字や名前の理解を深める
皇族に苗字が存在しないのは、古代日本の制度に由来します。天皇が臣下に氏姓を賜る立場にあったため、自らは氏姓を持たなかったのです。
この伝統は現在まで続いており、皇族は「○○宮」の宮号を用いることが一般的です。
また、皇族の名前には深い意味が込められており、「仁」や「子」という漢字が使用されることが多いです。以下の表は、皇族の名前と苗字に関する情報を簡潔にまとめたものです。
・天皇は初期の日本で、皇族は姓名を与える役割だった。
・現在の皇族は称号(宮号)を苗字代わりにしている。
・日本の皇族では、男子に「仁」、女子に「子」という漢字が使われている。
・他国の王室も一般的な苗字にあたるものはない国が多い。
日本が始まって以来続いている皇族なので、一般的な姓名とは違うようです。
他国の王室もその様でした。
知っているようで知らなかったことが多く、それぞれの王室・皇族にはお国柄が表れていて素敵だなと思いました。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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