天皇陛下や他の皇族にパスポートや運転免許証&健康保険は発行される?


私たちが当たり前に持っている運転免許やパスポート、健康保険証など、皇族の方々はどのように管理されているのでしょう。

天皇陛下や皇族がパスポートを持つ?持たない?

運転免許の取得方法や使用、そして健康保険証に至るまで、私たちの想像を超える独特の世界があります。

この記事では、皇族の方々の特別な生活や、国家元首としての特権、公費による医療の支援など、普段はあまり知ることのできない皇族の生活に関する知識をお伝えして行きます。

さあ、皇族の「パスポート」「運転免許」「健康保険証」にまつわる秘密を一緒に探っていきましょう!

この記事でわかること

・天皇陛下や皇后陛下にパスポートはあるの?
・一般人がパスポートをとるには戸籍謄本が必要だけど、戸籍って天皇陛下にあるの?
・天皇陛下や皇后陛下の医療保険はどうなっているの?
・天皇陛下は運転免許は持ってるの?

子供に天皇陛下について説明できますか?簡単に伝わる方法をご紹介しています↑

目次

天皇陛下の免許証はどんな苗字が書かれているの?

天皇陛下・皇族には戸籍がありません。

なので、苗字もありません。

「秋篠宮 悠仁」さまと呼ばれていたりするので、秋篠宮が苗字では?と思われるかもしれませんが、

それは宮号といって、皇族が結婚されるときに天皇陛下から賜る称号です。

現存する宮号は、

  • 三笠宮 みかさのみや
  • 常陸宮 ひたちのみや
  • 高円宮 たかまどのみや
  • 秋篠宮 あきしののみや

の4つになります。

皇族に苗字がない理由は2つあります。

理由その1

天皇一族は苗字で他と区別する必要がない。

天皇家は、2000年続いていると言われています。

日本の初代天皇は「神武天皇」であり、誕生は西暦76年になります。現在の天皇陛下である「徳仁様」は126代目の天皇になります。

他の国では、王朝を時代とともに交代したりしますが、日本は現在まで一度も交代したことがありません。

なので万世一系(ばんせいいっけい)と言われています。

皇族には戸籍もありませんが、その代わりに皇統譜(こうとうふ)という帳簿があります。

そこには、天皇、皇族の身分や系譜を登録してあります。

理由その2 

天皇に苗字を与える役割の者がいなかった。

また、もう一つの理由として昔苗字は天皇(朝廷)から与えられるものでした。

苗字を与えることによって、朝廷に仕えるものを支配するという意図があったようです。

ですので、苗字を与える側の天皇に、苗字を与えるさらに上の身分の者がいなかったということで、皇族には苗字がないのです。

このような理由から、天皇陛下及び皇族の免許証には名前のみ記載されていると思われます。

ちなみに、令和天皇陛下は免許をお持ちではないという情報がありますが、上皇さま及び秋篠宮殿下はお持ちだそうです。

上皇さまはドライブがお好きで、皇太子時代は今の上皇后美智子さまをつれて箱根などにいかれていたそうです。といっても、もちろん護衛車つきです。

どこの自動車学校に通ってたの?と思いますが、実は御所の敷地内に信号機や標識が持ち込まれそこで練習されていたそうです。

路上教習はこれまた、護衛車付きで皇居の周りを走られていました。

上皇様は85歳の誕生日に免許の更新をされなかったので今は車に乗られていないということです。


その他天皇家についてはこちらから詳しく読めます!

天皇陛下のパスポートにはどんな苗字がかかれているの?

天皇陛下及び皇族の方々には戸籍がないことがわかりましたが、それでは、パスポートはお持ちなのでしょうか?

戸籍がないのにパスポートは発行できるの?

天皇陛下は国家元首の扱いなので、パスポートはいりません。皇后陛下も同様です。

イギリスのエリザベス女王も同じくパスポートは持っていません。

もともと、自分の国籍や身分を証明するものなので、国家元首にパスポートはいらないと言えばそうですよね?

私たち国民が持つパスポートは、一般旅券なので期限が5年または10年と決まっています。

皇族の方々は「公用旅券」となるので、その都度「外交旅券」という特別なパスポートが発行されます。

出発するカウンターも私たち一般人とは違って、並ばなくてもよいルートで乗り込むそうです。

天皇陛下と雅子さまのイギリス訪問についてはこちらの記事で詳しく読めます!

天皇陛下や皇族の健康保険はどうなっているの?

天皇陛下は病気になったときはどんな医療を受けていらっしゃるのでしょう?

健康保険証は? 持っていたとしてもそこには苗字はなくやはりお名前だけなのでしょうか?

実は、皇族は医療保険には入っていないので、保険証はありません。なので、医療費は10割負担になります。

ただ、天皇陛下の場合は国家元首の扱いですので、国の責任において公費で医療が受けられます

宮内庁から皇室の活動を支える費用として皇室費が出ます。

皇室費には3種類あります。

  • 内定費 天皇・皇后両陛下と皇太子ご一家の日常生活費
  • 皇族費 天皇家以外の宮家の日常生活費
  • 宮廷費 皇室の公的な活動に充てられる費用

2012年2月に、上皇さまが心臓のバイパス手術を東大病院で受けられました。

手術費・入院費・検査費など合わせて200万近くかかったそうです。

また、一般病棟というわけにもいかず、特別室を使われました。

東大病院の一番上の特別室は、一泊約23万円程かかります。

ホテルのスイートルームのように、専用のエレベーターで直接病室に行ける他、キッチン・バス・トイレも完備されています。

2週間ほどの入院で、300万円ほどかかり、合計500万程の医療費がかかったそうです。

この医療費は、公費ということで宮廷費から出されたようです。

また、2018年に美智子さまが乳がんで同じく東大病院に入院・手術されましたが、こちらは内定費から出たようです。

皇族に関しては、ケースバイケースですが皇室費から出されるようです。

気になる皇室系イベントについてはこちらからも詳しく読めます↑

まとめ|皇族の日常とパスポートや運転免許証&健康保険の特権

皇族の日常生活や特権に関する疑問について、以下の表で簡潔にまとめました。

天皇陛下や皇族が運転免許やパスポート、健康保険証といった日常的なアイテムをどのように扱っているのか、またそれらの特別な扱いについて理解を深めることができます。

項目説明
パスポート天皇陛下や皇后陛下はパスポート不要。皇族は外交旅券を使用。
運転免許上皇さまは免許所持、但し更新せず。御所内での練習や皇居周辺での路上教習が特別措置。
健康保険証皇族は医療保険に加入せず、公費(宮廷費)で医療を受ける。

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